広島市内における不審者事案の認知件数が昨年12月から2月末までの間で前年比で約31%増加しています(広島市把握分)。
この3か月間では、特に、西区・安佐南区で増加しています。
また、例年4月以降は、不審者事案が増加する傾向にありますので注意してください。
4月からは、不審者への対応能力が未熟な「新小学1年生」や、新たな環境で進学・就職する学生や社会人なども通学や通勤を始めます。このような中で、子供や女性への不審者事案や犯罪被害の発生、被害拡大等を防止するためには、あらためて注意喚起や警戒(見守り)をしっかり行うことが大切です。
特に、「新小学1年生」の保護者の皆さんには、子供が通学中や屋外で活動するときに不審者や犯罪被害、また交通事故に遭わないようにするための諸準備をお願いします。
具体的には、子供の通学が始まるまでに、不審者対処要領(いかのおすし)や交通安全の指導、子供と一緒に自宅から学校までの通学路の点検(危険なところ、安全なところ、いざというときに避難できるところなどの確認)を行っておくことや、子供に防犯ブザーなどの防犯機器を持たせられるように準備(機器の購入、使い方の指導等)をすることをお勧めします。
【通学路点検のポイント】
〇危険な場所(犯罪・事故の起こりやすいところ)
入りやすく、見えにくい場所(誰でも簡単に出入りできて、周囲から見えにくい場所)、ゴミや落書きが放置されている(防犯意識の低い)ところ
例:ガード下、地下道、マンションの駐車場・エレベーター、公園のトイレ、樹木や塀などで周囲から中の見えない公園や広場・空地・寺社の境内など
〇安全な場所(助けを求められる場所)
信頼できる大人のいる場所(いつも人がいる会社の事務所、病院、ガソリンスタンド・コンビニ・理髪店などのお店、「子ども110番の家」など)
※ 「子ども110番の家」については、空き家になっていないか確認することも必要です。
〇危険な場所には行かせない?
危険な場所に該当するところは、街中にはいくらでもあります。そのため、”できるだけ” 行かないようにさせる(安易には行かないよう指導する)ことが必要です。
危険な場所に行かなければならない時には、
「できる限り一人では行かない」
「待ち伏せなどをされないように十分注意する」
など、より注意することを指導しましょう。
※ 危険な場所を認識させることが大切です。
【不審者対処要領】
いか・・・いか ない(知らない人について行かない)
の ・・・の らない(知らない人の車に乗らない)
お ・・・お おごえを出す(大声を出して助けを呼ぶ)
す ・・・す ぐ逃げる(その場からすぐ逃げる)
し ・・・し らせる(近くの大人などにすぐに知らせる)
送信元 広島市市民局市民安全推進課
TEL:082-504-2714
FAX:082-504-2712