広島市:特殊詐欺被害に遭わないように注意

【1件目:広島県内での高額被害の発生】
【概要】
 新聞やニュースなどで、すでにご存知かもしれませんが、昨年末に福山市内で、「NTTファイナンス」をかたるショートメール(SMS)を発端として、約1億3,800万円をだまし取られる被害が発生し、最近になって明らかになりました。

 犯人は、
  「未納料金が発生している。」
とのメッセージを被害者に送信し、メールに示した電話番号に電話させ、
  「あなたの携帯電話が原因で被害者が出ている。」
  「示談金の準備を。」
などと被害者に指示し、百回以上にわたり犯人の指定した口座にお金を振り込ませています。

【2件目:デパート店員や銀行協会職員を名乗る詐欺電話への注意】
【概要】
 昨日(1月20日)、中区において高齢者のお宅に、デパートの店員を名乗る男から、
  「デパートで買い物をしましたか。」
  「キャッシュカードが不正に利用されています。」
  「銀行協会に電話してください。」
という詐欺電話が連続してかけられています。

 さらに本日(1月21日)、安佐南区において高齢者のお宅に、銀行協会の職員を名乗る男から、
  「あなたのキャッシュカードがデパートで不正に使われている。」
という詐欺電話が連続してかけられています。

 今のところ、いずれも電話を受けた人が詐欺電話と気づいたので被害は発生していません。

 このような詐欺電話は、犯人が指示した電話番号に電話してしまうと、犯人のペースに乗せられて被害が発生してしまいます。

【注意点】
〇 メールでの料金請求や電話でキャッシュカード、通帳、お金の話が出たら詐欺を疑いましょう。
〇 犯人と直接話をすると、犯人のペースに乗せられ、言葉巧みにだまされてしまうので、被害を防ぐためには、留守番電話機能を利用したり、犯人の指示した電話番号には電話しないようにしてください。

【対策】
〇 家にいるときも留守番電話設定にして、知らない人からの電話には出ないようにしましょう。
〇 事前にナンバーディスプレイの契約が必要ですが、犯人は、非通知で電話をかけてくることが多いことから、あらかじめ非通知電話の拒否設定をしておきましょう。
〇 メールや電話でお金や通帳、口座の話が出たら、相手の指示に従わず、身近な人や警察などに相談してください。
〇 お金を引き出されたり、悪用されるので他人にキャッシュカードを渡したり、暗証番号を教えたりしないでください。
〇 被害者の多くは高齢者ですが、高齢者は機会を操作するのが苦手な人が多いことから、電話の設定を行う際は、家族や身近な人が協力してあげましょう。

【特殊詐欺被害を防ぐ「あいことば」】
~広島市民は、大好きな「お好み焼き」で詐欺被害防止!~
お・・・教えちゃダメよ「暗証番号」!
こ・・・「口座が悪用される・使えなくなる」は詐欺!
の・・・乗ったらダメよ「名義貸し」の話!
み・・・「未払い請求」のメールやはがき、それも詐欺!
や・・・止めましょう、一人で考え、悩むこと!
き・・・気をつけて、知らないところからの郵便物や電話!

詐欺を防ぐ「あいことば」を広めましょう。

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 御意見があれば下記の電話番号やメールアドレスに御意見をお寄せください。
 
送信元 
広島市市民局市民安全推進課
TEL:082-504-2714
FAX:082-504-2712
E-mail:minbo@city.hiroshima.lg.jp