今年1月から3月末までに、広島市内で27件の特殊詐欺被害(被害額合計約5500万円)が発生しており、被害額は前年同時期と比べて倍増しています。
特殊詐欺の手口としては、なりすまし詐欺で、
孫や息子になりすます
警察官や銀行員などになりすます
ものです。
犯人は、被害者の孫や息子になりすまして
「扁桃腺が腫れて声が変わった」
「小切手を入れたカバンをなくした」
などと電話をかけて、被害者から現金をだまし取ろうとします。
また、警察官や銀行員などになりすました詐欺電話(アポ電)事案が連続発生しており、詐欺電話(アポ電)の内容は、
「〇〇警察署の〇〇です。」
「あなたの個人情報が漏れています。」
「通帳やキャッシュカードはありますか?」
というものや、
「あなたの口座から不正に現金が引き出されています。」
「今から止めるのでキャッシュカードを取りに行きます。」
「口座番号と残高を教えてください。」
などというものです。
このような詐欺電話(アポ電)の後、犯人が自宅まで来て、通帳やキャッシュカードをだまし取り、現金を引き出される被害が発生しています。
今後もなりすまし詐欺電話(アポ電)が皆様のお宅にもかかる可能性がありますので、詐欺被害にあわないよう十分注意し、
〇 キャッシュカードを他人に渡さない
〇 暗証番号を他人に教えない
でください。
なりすまし詐欺の電話は、自宅の固定電話にかかっています。
被害を未然に防ぐためには、犯人と直接話さないことが大切です。
そのため次のことに心がけてください。
〇 家にいるときも留守番電話設定にしましょう
知らない人からの電話には出ないようにしましょう。
〇 非通知電話の拒否設定をしましょう
犯人は、非通知で電話をかけてくることが多いことから、あらか
じめ非通知電話の拒否設定をしておきましょう。
(ナンバーディスプレイの契約が必要)
電話対策を行うに当たっては、お年寄り自身が設定するのは難しい場合もあるので、家族や身近な人が協力してあげましょう。
特殊詐欺被害を防ぐ「あいことば」
~広島市民は、大好きな「お好み焼き」で詐欺被害防止!~
お・・・教えちゃダメよ「暗証番号」!
こ・・・「口座が悪用される・使えなくなる」は詐欺!
の・・・乗ったらダメよ「名義貸し」の話!
み・・・「未払い請求」のメールやはがき、それも詐欺!
や・・・止めましょう、一人で考え、悩むこと!
き・・・気をつけて、知らないところからの郵便物や電話!
詐欺を防ぐ「あいことば」を広めましょう。
送信元 広島市市民局市民安全推進課
TEL:082-504-2714
FAX:082-504-2712